・世界で初めて【映写機】を作ったのは、皆様もご存じ、伝説の天才発明家、トーマス・エジソン。当時は「キネトスコープ」という名前でした。この時点ではまだスクリーンに映し出されるタイプのものではなく、箱を覗き込み、一度に一人楽しむといった形でした。それでも当時、この機械は世界的に広まり、アメリカではほとんどの町々で楽しまれるほどでした。
・日本にもエジソンが開発したキネストスコープが1896年に神戸に来ました。その時の上映期間が12月1日までだったので、日本の映画の日が12月1日になったと言われています。今でも月初めの1日をサービスデイとする映画館が多いのはそのためと思われます。
・その後映画はリュミエール兄弟により、スクリーンに投影できるようになり、最初は音声はなかったですが当時はとても大人気となりました。今の映画よりも無声映画の方が想像力が膨らむような映画だったんでしょうね。
・音声のある映画が出てきたのはその後。1927年製作したのは今ではお馴染みの「ワーナー・ブラザーズ」。世界で初めてのセリフは【お楽しみはこれからだ!】だったそうです。
・ちなみに毎年恒例の映画界きっての大イベント、アカデミー賞で送られるオスカー像はまったく無名の女性スタッフが【私のおじさんにそっくり!】と思わず言って、そこからその叔父さんの名前、オスカーさんからとられたそうです。面白いような、ちょっと知ったら残念なようなエピソードです。